お客様がご使用のブラウザでは一部機能をご利用いただけません。
Microsoft Edge、その他ブラウザでの閲覧をお願いします。

2019.01.10

平成31年立春朝搾り 醪 仲仕込み

蔵だより
このページをシェアする
平成31年立春朝搾り 醪 仲仕込み

 1月10日、立春朝搾りの醪は本日、2回目の仕込み「仲仕込み」が行われました。その様子をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 仕込み前の醪を覗いてみました。中央には添仕込みの醪の上に、昨日加えた仲麹がなだらかな山のように入っていました。香りを確認すると始めに炭酸ガスの刺激が鼻の粘膜を刺激し、それと同時に杏仁豆腐のような甘い香りがやや強く感じました。

 

 

 

 

 

 しばらくすると蔵人が仕込み準備の為、櫂棒をタンクに入れました。

 

 

 

 

 

 

 

 櫂棒を入れた頃に門脇杜氏が仕込み室へやって来て、作業前に神棚にお詣りをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 お詣りが終わるとすぐに立春朝搾りのタンクへやって来て状態を観察しました。

 

 

 

 

 

 

 

 醪の観察が終わると蔵人に管理方法について指示を出して、その他の部署の様子を観察に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 杜氏が去った後、仕込み水を加えて水麹の準備をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 仕込み水を加えたところに櫂を入れると、櫂棒をいれた周辺に大きな波が立ちました。櫂を入れている時に香りを確認すると、炭酸ガスの刺激が鼻の粘膜を刺激した後に青リンゴのような爽やかな香りがほのかに漂っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 良く混ぜた後に検温と尺取りが行われました。今朝の品温は10.5℃でした。

 

 

 

 

 

 

 

 午前10時20分、仲仕込みが始まりました。ホースから良く冷えた掛米が風と共に勢いよくタンクに供給され、それを櫂棒を使って良く混ぜました。掛米が供給されたおよそ30分、掛米を加える場所と櫂を入れる場所を変えて休まず櫂を入れました。

 

 

 

 

 

 掛米が供給された後、検温と容量を押さえる尺取りが行われました。仕込み直後の品温は9.5℃と仕込み前と比べて1℃下がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後4時、再び仕込み室へやってきました。午前中に仕込みをした醪を覗いてみました。表面には一部液の溜まった場所があったものの、今朝加えたお米が浮かび上がっていました。香りを確認すると炭酸ガスの刺激は感じず、青リンゴのような爽やかな香りにほのかにご飯の香りが混ざって漂っていました。

 

 

 

 

 

 麹入れが始まりました。麹が醪に勢いよく入ると、タンク周辺に青リンゴのような爽やかな香りと麹の蒸し栗のような甘い香りが混ざって漂いました。

 

 

 

 

 

 

 

 麹入れが終わると今日の作業は終了しました。いよいよ明日が最後の仕込み「留仕込み」を迎えます。