お客様がご使用のブラウザでは一部機能をご利用いただけません。
Microsoft Edge、その他ブラウザでの閲覧をお願いします。

2019.01.22

平成31年立春朝搾り 醪 仕込み12日目

蔵だより
このページをシェアする
平成31年立春朝搾り 醪 仕込み12日目

 厳しい寒さの朝を迎えた1月22日。立春朝搾りの醪は仕込み12日目を迎えました。早速醪の様子を覗いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 櫂入れ前の醪の様子です。今朝の表面の泡は、昨日見えた絹織物に似たチリメン状のクリーム状の泡は少なく、お米の浮いたものが多くそれらが薄く広がっていました。それを押しのけるように醪から気泡がポコポコと上がっていました。耳を澄まして発酵の音を確認すると昨日聞こえた炭酸水をグラスに注いだ時のようなはじける音はほとんど聞こえず、醪から上がってきた気泡がはじける時に鉄琴のような澄んだ音色がポコ…ポコと聞こえてきました。香りを確認すると、始めに炭酸ガスが鼻の粘膜を昨日よりも強く感じ、その直後に青リンゴのような爽やかで軽やかな香りがほのかに感じました。

 

 

 


 醪を確認していると朝の櫂入れが行われました(写真上左)。櫂棒を引き上げると今朝も表面に大きな波が立ち、醪からたくさんの気泡が上がってきました(写真上右)。耳を澄まして音を確認すると炭酸水をグラスに注いだ時のようにシュワシュワシュワ・・・と聞こえてきました。全体を混ぜて櫂入れが終わりました。

 

 櫂入れ直後の醪を見てみました。櫂を入れたことで、醪からたくさんの気泡が上がり、表面の泡は分散していたものが液面の揺れがおさまると共に薄く広がりました。数分すると櫂入れ前のような状態に戻りました。香りを確認すると炭酸ガスがたくさん出ていて鼻の粘膜をとても強く刺激し、その直後に青リンゴのような爽やかな香りと櫂入れ前にはあまり感じなかったブドウのような香りが混ざってやや強く感じました。

 

 

 

 

 櫂入れが終わると分析用のサンプル採りが行われました。
今日のアルコール濃度は12.5度と一昨日より1.5度上昇しました。

 

 

 

 

 

 

 しばらくすると検温が行われ今朝の品温は12.5℃と前日より0.3℃下がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 タンク掃除をして朝の作業は終了しました。櫂入れから15分経過したところでは、表面の泡はクリーム状の泡が増えてチリメン状の泡に変化しました。それを押しのけるようにして醪から気泡がポコポコと櫂入れ前よりはやや少なくなりましたが上がっていました。