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2019.01.29

平成31年立春朝搾り 醪 仕込み19日目の様子

蔵だより
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平成31年立春朝搾り 醪 仕込み19日目の様子

 雪が舞い、寒さ厳しい朝を迎えた1月29日。立春朝搾りの醪は仕込み19日目を迎えました。

 

 

 

 

 

 

 

 早速醪を覗いてみました。今朝も表面にお米の融けたものが一面に浮いていて、その厚さは昨日よりもやや厚く感じました。気泡はタンクの縁を中心に上がり、上がってきた量は昨日の半分程でした。耳を澄まして発酵の音を確認しましたが、はじける時の音はほとんど聞こえませんでした。続いて香りを確認すると、今朝は始めに炭酸ガスが鼻の粘膜を強く刺激し、その直後に熟したイチゴのような香りがほのかに漂っていました。

 

 

 

 

 

 

 


醪を観察していると門脇杜氏が仕込み室へ入ってきて日課のお詣り(写真上左)をして醪の確認を行いました(写真上右)。醪確認後は、杜氏が想像している味わいが表現出来ていたようで笑みを浮かべてその場から離れていきました。

 杜氏が確認を終えてしばらくすると朝の櫂入れが行われました(写真上左右)。櫂棒を引き上げると表面の泡を押しのけて大きな波がたち、その周辺から気泡がボコボコと上がってはじけました。タンクを一回りしながらいろいろなところに櫂を入れて醪を混ぜました。
 櫂入れが終わりサンプル採りが終わると検温が行われました。今朝の品温は9.2℃と前日より0.5℃下がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 検温後、タンク掃除が行い作業は終わりました。櫂入れから15分程経過したところで醪を見ていると、今朝も醪からお米が浮かび上がってきました(写真上右)。発酵が終盤に近づきお酒を搾れる段階に近づいてきました。これからあと6日。夜間は氷点下にまで下がります。品温が急低下しないよう慎重に管理して立春に向かっていきます。