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2019.01.30

平成31年立春朝搾り 醪 仕込み20日目の様子

蔵だより
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平成31年立春朝搾り 醪 仕込み20日目の様子


連日の厳しい寒さが少し和らいだように感じた1月30日。今朝は仕込み室に入ると朝から吟醸仕込み室では仕込みの準備「踊り返し」(写真上左)と階段から下を覗くと年末に仕込んだ純米大吟醸の醪から鑑評会へ出品するお酒を搾る「掛搾り」(写真上右)が行われていました。作業の邪魔にならないよう静かに立春朝搾りの醪へ向かいました。

立春朝搾りの醪は仕込み20日目を迎えました。醪を覗くと今朝は櫂入れをした後のように、表面の泡はお米の融けたものにクリーム状の泡が混ざった泡が一面に広がり(写真上左)、またタンクの縁を見ると液面より3㎝程上に醪が付いていて、更にお米が浮かび上がっていました(写真上右)。醪から上がってくる気泡はとても少なく数秒に数個、小さな気泡が上がってくる状態でした。香りを確認すると、炭酸ガスが鼻の粘膜を強く刺激しその直後にブドウや青リンゴの爽やかな香りの中に洋ナシのような甘い香りが混ざってほのかに感じました。

しばらく醪を観察していると、朝の櫂入れ作業が行われました(写真上左)。今朝も櫂棒を醪から引き上げると大きな波が立ちました(写真上右)。しかし、昨日までは櫂を入れたことで醪から気泡がたくさん上がりましたが、今朝はほとんど上がりませんでした。
 全ての醪に櫂を入れてサンプル採りを終えると検温が行われました。今朝の品温は8.7℃と前日から0.5℃下がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 


検温が終わるとタンク掃除を行い(写真上左)、本日の作業は終了しました。櫂入れからおよそ20分経過した醪を覗くとタンクの縁を中心に小さな気泡がポツポツと上がりとても穏やかな発酵をしていました。