2019.09.26
新米新酒しぼりたて 酒母仕込み4日目の様子(暖気2日目)
蔵だより
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彼岸花がようやく見ごろを迎えた9月26日。新米新酒しぼりたての酒母は本日仕込み4日目を迎えました。本日は暖気樽を使った昇温操作2日目でした。
櫂入れ前の酒母を覗いてみました。お米はお粥状に少しずつ粒が融けてきました。香りを確認すると柿のような甘酸っぱい香りがほのかに漂っていました。
また表面にはところどころで清酒酵母に由来する泡が筋状に広がっていて、少しずつですが清酒酵母の増殖が見られました。
酒母を覗いていると朝の櫂入れが始まりました。櫂棒を酒母から勢い良く引き上げると、櫂棒の頭付近が少し波が立ちました。暖気樽で温めたことによりお米が少しずつ融けて、液化が進んできたことがうかがえました。
櫂入れが終わると検温が行われ、品温は8.3℃と前日より0.7℃下がりました。
検温が終わるとお湯を詰めた暖気樽を2本入れました。これらは午前10時まで少しずつ場所を移して、それ以降午後1時の取り出しまで、タンク中央に留めて温めました。暖気樽による作業は本日まで。明日から電熱ヒーターを使って酒母を温めます。