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2019.10.03

新米新酒しぼりたて 酒母仕込み11日目の様子(分け)

蔵だより
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新米新酒しぼりたて 酒母仕込み11日目の様子(分け)

 今朝は昨日よりも気温が5℃ほど高く暖かな朝を迎えた10月3日。新米新酒しぼりたての酒母は本日仕込み11日目を迎えました。櫂を入れる前のタンクには保温マットが巻かれていました。酒母担当者に聞くと朝の検温後に「分ける」とのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓋を開けたところで酒母の様子を覗いてみました。表面の泡は昨日よりも白くなり、泡の量は全体的に減り、特にクリーム状のしっとりとした泡が減ったように感じました。香りを確認すると、今朝はマスカットのような香りの後にイチゴのような香りがほのかに感じました。香りを確認していると炭酸ガスが鼻の粘膜を少し刺激しました。

 

 

 

 

 

 

 

 酒母を覗いていると櫂入れが始まりました。今朝も櫂棒を引き上げると大きな波が立ち、表面の泡が一時的に消失しました。耳を澄ますと酒母から炭酸ガスのはじける音がシュワシュワシュワ・・・と微かに聞こえてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 櫂入れが終わると検温が行われました。今朝の品温は17.0℃でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 検温が終わると、「分け」が行われました。清酒酵母が十分に増殖した段階で保温用の蓋と保温マットを外すことを指します。木桶を使っていた時代では、冷却するために、酒母をより小さな木の桶に「分け」たことから、そのように呼んでいます。
分け以降は、良い状態を維持しながら醪タンクへ移すのを待ちます。