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2019.10.16

新米新酒しぼりたて 醪(もろみ)仕込み7日目の様子

蔵だより
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新米新酒しぼりたて 醪(もろみ)仕込み7日目の様子

今シーズン一番の寒さとなった10月16日。新米新酒しぼりたての醪は仕込み7日目を迎えました。
 櫂入れ前の醪を覗いてみました。表面の泡は、メレンゲ状のきめ細やかな泡が減少して、代わってとても小さなシャボン玉のような泡が密集して広がり、一部では醪の表面が見えるようになりました。シャボン玉のような泡のところを見ていると、醪から小さな泡が上がってきました。また、醪の見えているところを見ると、タンクの内側から外側に向かって醪が少しずつ動き、更にしばらく見ていると内部にあった醪が表面に浮かび上がってきました。耳を澄まして音を確認すると、炭酸水をグラスに注いだ時のようにシュワシュワシュワ・・・と炭酸ガスのはじける音が微かに聞こえてきました。続いて香りを確認すると炭酸ガスが鼻の粘膜をとても強く刺激し、その直後に熟した洋ナシのような鼻に重く感じる甘い香りがほのかに漂っていました。

 

 

 

 朝の櫂入れ作業が行われました。醪の底に溜まっているお米を浮かび上がらせるようにして櫂を入れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 櫂入れが終わると分析用のサンプル採りが行われました。仕込み9日目までは1日置きにサンプルを採り、醪中のエキス分(ボーメと呼びます)と酸度、アミノ酸度の変化を確認しています。エキス分の量や減少状態は昨年とほぼ同じ推移していました。
サンプル採りが終わると検温が行われました。今朝の品温は12.3℃と前日より0.7℃上昇しました。