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2019.10.21

新米新酒しぼりたて 醪(もろみ)仕込み10日目~12日目の様子

蔵だより
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新米新酒しぼりたて 醪(もろみ)仕込み10日目~12日目の様子

新米新酒しぼりたての醪は10月21日に仕込み12日目を迎えました。土曜日、日曜日の状態も一緒にお伝えします。
 10月19日は仕込み10日目を迎えました。表面には油膜のような薄い膜が広がり、その上にお米が融けたものが広がりました。品温は前日より0.7℃下がり12.3℃でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10月20日、仕込み11日目を迎えました。表面の泡は、不織布のような泡が広がり、前日よりも厚みを増し、凹凸もはっきりしていました。その泡を押しのけるようにして気泡が上がっていました。品温は前日より0.8℃下がり11.6℃でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 10月21日、仕込み12日目を迎えました。表面の泡は前日より更に凹凸がはっきりしていました。その泡を押しのけて気泡が上がっていました。耳を澄まして気泡のはじける音を確認すると、炭酸水のをグラスに注いだ時のようなシュワシュワは聞こえず、時折、醪から鉄琴の音色に似た音が微かに聞こえてきました。続いて香りを確認すると、炭酸ガスの鼻への刺激は弱まり、それと同時に甘い香りが抑えられた青リンゴのような爽やかな香りがほのかに漂っていました。

 

 

 

 

 

 

 櫂入れが始まりました。櫂棒を醪の底から引き上げて少し遅れて、表面には大きな波が立ち、その周辺から醪に溜まっていた気泡がボコボコとたくさん上がってきました。櫂入れ後品温を確認すると、前日より0.9℃下がり10.7℃となりました。品温を下げる段階に入りましたので、これからはアルコール発酵を抑えながら、香味を整える仕上げを行っていきます。