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2019.10.26

新米新酒しぼりたて 醪(もろみ)仕込み16日目の様子【上槽(じょうそう)】

蔵だより
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新米新酒しぼりたて 醪(もろみ)仕込み16日目の様子【上槽(じょうそう)】

新米新酒しぼりたての醪は仕込み16日目。お酒を搾る上槽が行われました。
搾るまでの様子をご紹介します。
朝7時30分に仕込み室へやってきました。タンク中央には冷温器が2本に増えました。仕込み室へやってきた時には既に櫂を入れて、成分分析用のサンプル採りが終わっていました。その影響もあってか、醪から気泡がやや多く出ていました。香りを確認すると炭酸ガスの刺激は前日よりやや弱く、それと同じくらいに青リンゴのような爽やかな甘い香りがほのかに漂っていました。今朝の品温は前日より0.2℃下がり8.6℃でした。

 

 

 

 

 

 

 午前10時、分析結果と杜氏の香味確認から上槽を決定し、醪の量を押さえた後に、搾る前に米が原料の醸造アルコールを加えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルコール添加後、改めて容量を押さえる尺取りが行われ、午前11時醪上槽が開始しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 完成した醪はお酒を搾る機械「圧搾機、(「ふね」とも呼びます)」に入れます。醪が全てふねに入るまでおよそ5時間かかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後12時30分頃、ふねからお酒が流れ出てきました。搾り始めのお酒には細かい粒子(滓、おり)が入るため、少しかすみがかっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お酒が出てきたところで門脇杜氏がお酒を確認しました。新米を使ったお酒での初めての上槽から利き酒前の杜氏の表情はとても緊張していましたが、香りを確認し口に含んだところから穏やかな表情になり利き酒後は笑顔になりました。このお酒は11月2日の松山邑祭りでお披露目し、11月7日に「一ノ蔵本醸造しぼりたて生原酒」として蔵から出荷を迎えます。