2019.12.13
お鍋料理とお酒のペアリングについて
蔵だより
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寒さが一段と厳しい季節を迎えました!寒い日にはやっぱりお鍋料理ですね(^^)
体がポカポカ。しかも盃が進む肴にもなります!(^^)!
でも、お鍋料理にどんなお酒に合わせたらよいのかと迷う方も多いのではないでしょうか?そこで料理とお酒の相性・ペアリングについて簡単にご紹介します。
ペアリングには次の考え方があります。
1・口中の味わいをリセットする。
2・生臭さ、えぐみなどを和らげる。
3・料理とお酒の要素を合わせて強調する。
3-1・お酒と料理の似た要素を合わせて強調する。(例えば旨味のある純米酒に鍋料理などの旨味のある料理を合わせる。)
3-2・対照的な要素を合わせてメリハリをつける。(例えば甘味の強いお酒に塩味の強い料理を合わせる。)
です。
もっと簡単なペアリングの考え方があります。
それは料理とお酒の濃淡を合わせること。
料理の温度とお酒の温度を合わせること、もしくは料理の温度と反する温度のお酒を合わせること。
料理の濃淡を合わせるでは、味の濃い料理には味のあるお酒(純米酒や熟成酒等)を、味の淡白な料理にはスッキリとしたお酒(吟醸酒や本醸造酒等)を合わせることです。料理の温度とお酒の温度を合わせるとお互いの旨味を引き立たせ、料理の温度と反する温度のお酒を合わせると口中をリセットさせる効果がでます。
お鍋料理を上記のペアリングに合わせると、お鍋料理は旨味が凝縮していますので、旨味があり、冷酒~お燗酒と幅広い温度帯で楽しめる純米酒がオススメです。
お鍋料理の時はお燗酒や冷酒と温度を変えてお楽しみください。