一ノ蔵総杜氏 門脇豊彦(かどわきとよひこ)宮城の名工受賞
一ノ蔵総杜氏の門脇豊彦(かどわきとよひこ)が令和3年度宮城県卓越技術者として宮城の名工を受賞いたしました。
門脇は酒造歴39年、杜氏(製造責任者)歴20年、全国新酒鑑評会通算9回の金賞受賞、南部杜氏自醸清酒鑑評会では優等賞18回、純米吟醸酒の部では2度の首席を獲得、世界的権威あるコンペティションのインター・ナショナル・ワインチャレンジ2017酒部門・本醸造酒の部では最高位を獲得するなど、国内外において認められた清酒製造の技術を高く評価されました。
製造現場では、清酒製造には適さないとされていた良食味品種の宮城県産米ササニシキやひとめぼれといった原料米に合わせた原料処理、麹(こうじ)の製造方法を確立し、酒造好適米に匹敵する品質の商品開発によって地場産品(原料米)の使用比率向上に貢献しています。
酒造現場では、40人の蔵人の師として後進の育成に尽力しており、指導した若手酒造技術者から3名の杜氏試験合格者を輩出しております。
また、研究開発及び毎回の酒造りの情報を、数値やデータ化して管理し、社内で自由に閲覧できるようにすることで、従来の経験と感覚による酒造りに加え、科学的な知見に基づく理論的な酒造りを推進していることなどが評価されました。
尚、弊社で11月5日に金龍蔵杜氏の照井丸實(てるいまるみ)が現代の名工を受賞しており、2名同時の名工受賞は一ノ蔵史上初となります。
門脇が新たに挑戦したお酒、宮城県の新しい酒造好適米「吟のいろは」を原料米とした
「一ノ蔵 純米大吟醸 吟のいろは」についてはこちらをご覧下さい。
https://ichinokura.co.jp/pickup-product/junmaidaiginjo-ginnoiroha