今年の味わいについて杜氏に聞きました
今年の味わいについて、本社蔵総杜氏門脇豊彦に聞いてみました。
門脇)当社ひやおろしのコンセプトは、「まるみとまろやかさを併せ持った軽快な味わい」です。それを基準にして、毎年原料米の特性を考慮しながら製造に着手しています。今回の原料米(蔵の華)は、高温障害など気候変動による影響が少なく、本来の好適米特性を保ちました。
そのおかげでこうじ造りでは、こうじ菌が水分の多い米中心部に向かって繁殖が進み、糖化力の強い米こうじに仕上がりました。また、もろみにおいても、掛米の放冷乾燥時間を十分に取ることができ、冷えて引き締まった掛米を加えられたことで、仕込み温度を例年よりも低く抑え、お米を少しずつ融かしていくことができました。これにより今年の酒質は例年と比べてふくよかでありながらも後味のよいスッキリとした味わいに仕上げられました。
その後の貯蔵管理では、スッキリした味わいに仕上げるように火入れ後に急冷できるネオサーマルタンクを利用して、カラメル臭や熟成香を抑えるようにしました。これにより初秋から楽しめるお酒として仕上げております。
相性の良い料理
本品の香味と相性が良いものがオリーブオイルです。オリーブオイルをふんだんに使った秋ナスとキノコ、海鮮などのアヒージョやしらすとチーズを載せオリーブオイルをたらしたピザとともに「一ノ蔵 特別純米酒 ひやおろし」をどうぞお試しください。
今年のひやおろしについて門脇杜氏が語ります!
只今準備中です。