今年の味わいについて杜氏に聞きました
今年の味わいについて、一ノ蔵総杜氏・門脇豊彦に聞いてみました。
門脇)本品のコンセプトである「まるみとまろやかさを併せ持った、軽快な味わい」の酒質になるように酒造りに当たりました。
今期はバランスの取れた「含み香」の余韻が広がり、「後味のキレ」で締るスッキリとした味わいに仕上がりました。酵母の特性を活かした雑味の少ない軽快さも表現されています。
上槽後は火入れ後急冷できるネオサーマルタンク(※)を活用。熟成香を極力抑え、香味のまとまりに主眼をおいた貯蔵管理を行っています。
是非、リニューアルした『一ノ蔵特別純米酒ひやおろし』をご賞味ください。
※ネオサーマルタンク
「まるみとまろやかさを併せ持った、軽快な味わい」に仕上げるには、日本酒独特の熟成香やカラメルの香りを極力出さないことが重要です。これらは温度と時間により大きく影響し、一番温度が上がる火入れ直後の品温管理がとても大切です。火入れ直後の60℃から熟成が抑えられる10℃にまで品温を下げる時間を短縮しなければなりません。そのため、弊社ではネオサーマルタンクを導入して、火入れ直後から急冷を行い、およそ24時間の時間短縮を可能にしました。これにより若さを保ちながら軽快な味わいに仕上げることができます。
相性の良い料理
秋の旬な食材(秋刀魚、キノコ、秋ナス等)や肉類、チーズやバターを使ったボリューム感のある料理やオリーブオイルを使用した料理にもよくマッチします。
秋刀魚の塩焼き、牛肉と秋野菜のグリル、豚肉と舞茸の生姜焼き、シイタケのチーズ焼き、秋鮭とさつまいものグラタン、牡蠣のバター炒め、アヒージョ、チーズたっぷりしらすのピザなどがおすすめです。
N・F様
純米酒好きにはたまらない、コクと味わいです。
M・G様
とても香り高く美味しいお酒で、和食以外にも合うところが気に入っています。
K・T様
どんな料理にも合う爽やかな香りと咽越しで、料理の味の邪魔をしないが、しっかりした酒の味がするのが良い。
O・K様
爽やかでキレも良く酸味と辛味で食中にも最適でした。お気に入りです。