「プリンセス・ミチコ」は美しいオレンジ色、上品で芳しい香る可憐なバラで、美智子上皇后陛下が皇太子妃時代に英国より献呈されたものと知られています。このバラの花酵母で醸したお酒が「純米吟醸 プリンセス・ミチコ」です。
花由来の酵母の歴史は1998年 東京農業大学で花からの酵母分離に成功することから始まりました。
そして2017年、醸造科学科微生物工学研究室では、バラの品種である「プリンセス・ミチコ」から花酵母を分離することに成功し、「東京農業大学バラ酵母PM-1」として東京農業大学OBが経営する国内の酒蔵7蔵での醸造が始まります。
この酵母は昨年、㈱農大サポート様にて「プリンセス・ミチコ」プロジェクトとしてクラウドファンディングにて支援を募り、その一部を北海道胆振東部地震をはじめとする自然災害被災地への義援金として寄付されました。
一ノ蔵ではこのプロジェクトの返礼品として、2019年一ノ蔵の春祭り「蔵開放」での限定販売という形でお披露目致しました。
初めての挑戦から2年目の今年は、いよいよ一般販売へのデビューとなります。
「純米吟醸 プリンセス・ミチコ」は一ノ蔵で唯一、バラの酵母で醸すお酒です。