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伝統の技と心手づくりの酒

伝統の技と心手づくりの酒 伝統の技と心手づくりの酒

日本酒を含めた日本の醸造発酵の技術は、われわれの先人達が、微生物の存在すら知らなかった時代に自然を見据え、対話し、心を通わせながら、培ってきたものです。それは日本独特の自然観そのものです。

その伝統技術を活用し、お客様にご満足いただける良質な商品を正直に、手を掛けてつくり続けること、これが一ノ蔵創業の原点です。

南部杜氏伝統の技を継承する蔵人は、昼夜を問わず24時間体制で酒づくりと向き合い、浸漬は目視で吸水を確認し、その米を甑で蒸し、箱麹法で麹を作るなど、人間の五感を駆使した人の手による「手づくり」を貫き、一ノ蔵の高品質な酒づくりの基本となっております。

米と水

米と水

『米』
地元・宮城は日本有数の米の産地です。一ノ蔵の酒は、主原料である米のほとんどに宮城県産米を使用し、商品の特性にあわせて10種類以上の米を使い分けています。地元の農家の方々と「松山町酒米研究会」を発足し、酒造好適米の生産にも力を注ぎ、環境保全米も積極的に使用しております。

米と水
『水』

『水』
酒造用水としての条件は、無色透明、異臭味がない、中性または微アルカリ性であること。一ノ蔵では、敷地内に2本の井戸を設け、毎日仕込み水を汲み上げています。

米の力に魅せられて

米の力に魅せられて

「米を加工しただけでは効能に限界があるが、米を日本酒に変身させる麹などの微生物の力を利用して発酵させれば思いがけないパワーが引き出せるのではないか」という発想から誕生したのが、不思議な力を秘めた天然素材「米エキス」(ライスパワーエキス)です。この研究開発に心血を注いだ徳山博士と幣社三代目社長故鈴木和郎が出会い、ライスパワープロジェクトがスタートしました。現在全国の酒蔵メーカーで結成される「日本酒ライスパワーネットワーク」では、業界の活性化を目指して様々な商品開発に取組んでおります。ライスパワーエキスを原料に用いた「米米酒」を平成13年に12の蔵元から発売しました。

本当に鑑定されるのはあなた自身です

本当に鑑定されるのはあなた自身です

清酒には、平成4年に制度が廃止するまで「特級または一級に該当するかどうかは、酒類審議会の審査により国税庁が認定する」という格付けともとれる級別制度がございました。それは、酒類審議会の専門家が官能によって判断するというもので、特級ほど高い税金を課すシステムでした。

一ノ蔵は、良質な日本酒をお求めやすくと願い、昭和52年、品質の優良な本醸造清酒を国の審査に申請せず、敢えて税金の安い二級酒として発売しました。「一ノ蔵無鑑査本醸造」と名付け、当時のラベルには「弊社の良心により厳しく監査されています。しかし、本当に鑑定されるのはあなた自身です。」とラベルに明示することで制度に対する問題提起を行ったのです。

日本酒をもっと気軽に楽しんでほしい

日本酒をもっと気軽に楽しんでほしい

アルコール分が一般の清酒の約半分である「ひめぜん」。グラスに注ぐと細かな泡が立ち上る日本酒のシャンパン「すず音」は、酒造りの伝統の技を応用して造る新しいタイプの清酒です。低アルコール酒のフルーティーな味わいはハーブをつけたり、カクテルにしたりと、自由な発想で楽しむことができます。

日本酒の垣根を超える確信的な日本酒の開発

日本酒の垣根を超える確信的な日本酒の開発

一ノ蔵を代表する「ひめぜん」や「すず音」といった商品開発の発端は昭和57年に遡ります。
創業者の一人である鈴木和郎(三代目社長)はヨーロッパの視察旅行でワインを彷彿とさせる酸味と、香りは高いが泡立ちが穏やかなランビックというビールに出会い、ウィーンではビールのようにジョッキでグビグビと楽しむ微発泡のワイン、ホイリゲに出会います。
その体験から「ビールとワインの間にはすでに垣根はない。日本酒もワインやビールと同じ醸造酒なのだから、固定観念にとらわれないもっと多様な造り方、飲み方があってもおかしくない」との信念のもと、それまでにない新たな商品開発がスタートしたのです。

これらの体験を通じて、「ビールとワインの間にはすでに垣根はないが、日本酒はまだまだ一口飲めば日本酒と分かる。日本酒もワインやビールと同じ醸造酒なのだから、固定観念にとらわれないもっと多様な造り方、飲み方があってもおかしくない」と強く感じ、帰国後これらの体験から生まれたアイデアをもとに、予てより懇意にしていた勇心酒造株式会社の徳山孝社長とともに「ひめぜん」に代表される日本酒らしくない低アルコール酒の開発が始まりました。